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XFree86 on Solaris

「本当にあなたの Solaris には XFree86 が必要ですか?」

はじめに

Solaris には,OpenWindows という X Window System が付属します。 あなたが使用する machine が SPARC ではなく Intel であり, かつ machine が持つ video card が新しすぎない限り,あなたが XFree86 を install する必要は全くありません。もし,「OpenWindows は使えない代物らしいので,とりあえず XFree86 も install しなきゃ」と思っているのなら,ちょっと待ってください。

OpenWindows というちゃんとした X Window System が存在する以上, XFree86 を install することは, 却って X 関係の header/library が重複したりして混乱を生むだけです。 ほんとうに あなたの video card は OpenWindows で support されていませんか?

OpenWindows で support されていなくても,ちょっとだけ古い XFree86 で support されている場合,Solaris XFree86 Video Drivers を使うことで解決できます。

必要なもの

どうしても XFree86 を install しなければいけなくなったとき, あなたが必要なのは XFree86 の core X server と,あなたの card に対応した driver module,そして ごくごく基本的な font の一部だけです。

X toolkit の include file や library file は OpenWindows が 持っているので,XFree86 のものを新たに install しなくても X application を build することができます。もちろんそうして build した X application は,XFree86 server 上で動作させることが可能です。

Install 後に必要なこと

「dtlogin は使いたくない」という方でない限り,xdm などの login session program を新たに install したり設定したりする必要はありません。dt に XFree86 の X server を使わせるように指定するだけで事足ります。

具体的には,/etc/dt/config/Xservers という file を作成/編集することによって行います。

FAQ

[Q1] dtlogin から「コマンド行ログイン」を選択すると,画面が真っ黒になってしまう。

[A1] Solaris 8 上で,Solaris 用に作られた binary を使っていませんか? Solaris では 8 より VT console の仕様が変更になりました。XFree86 でも 対応がなされており,Solaris 8 用の binary を利用することで解決するでしょう。

 
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